映画がおわった! テオ・アンゲロプーロスが事故死~新三部作は完成せず
みなさん、1月24日の午後、映画の歴史が突然に幕を閉じました。本当の映画を撮る、最後の巨匠が亡くなられたのです。テオ・アンゲロプーロス・・・私が愛して止まない最高のマエストロの命が、オートバイにはねられるという悲劇によって奪われてしまったのです。この悲報に、私はまったく打ちひしがれております。どれだけ深い悲しみか、余人には想像がつかないでしょう。
氏は1935年、アテネの出身。早くから映画の道を志したが、アカデミーの教育には合わず、独自の道を歩み出すしかなかったようです。フランス留学を打ち切り、アンゲロプロスは軍部の台頭が進む1960年代中葉のギリシアに帰って自らの道を探ることになりました。最初の三部作を皮切りに、圧倒的な個性で芸術的な評価を高めていく過程は、きっと、私よりもみなさんのほうがよく知っておられるでしょう。


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