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2009年11月 8日 (日)

浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第1日) 11/8 ②

浜松国際ピアノコンクール、第1次予選の1日目が終了した。全体的に、前回大会よりもハイ・レヴェルな印象をもった。前回の投稿以後に演奏したコンテスタントの、印象を書きたい。

まず、ある意味で注目のヤジ・イブラヒムは前述のとおり、スーダンからのコンテスタント。政情不安により世界の悩みの種となっている国からの参加だが、よくよく考えれば、北アフリカは日本よりもはるかにヨーロッパ圏にちかいわけで、真っ当な演奏である。見るからに大きな手のアドヴァンテージを生かし、柔らかい指の動きと、余裕のある演奏ぶりが印象に残る。特にバッハは落ち着きがあり、締まった演奏である。

ロシアのミハイル・モロゾフは、典型的なロシア系のコンテスタントという感じで、確かに技術はあるが、私としては選びにくい感じがする。作戦的に優れているのは、韓国のチョ・ソンス。バッハとハイドンにしっかりウェイトを賭け、持ち前の技術的な精確性をうまくアピールしている。さらに徹底しているのは、ロシアのイワン・ルージンだ。バッハとハイドンをじっくり弾いたあと、ショパンのなかでも癖の少ない作品を選び、ドライに技量を示す戦術だろう。だが、音楽性がやや素っ気ない。17歳のユリア・コチュバン(ポーランド)は、前のめりの姿勢がショパンでは楽しかったが、いかにもオキャンな演奏で他の曲は駄目だろう。しかし、こういう演奏が聴けるのも、コンクールならではの面白さといえる。ポーランド人の愛国心は凄まじい!

日本のコンテスタントとしては2番目に登場の野木成也は、国籍は日本だが、中国で教育を受けた人らしい。なるほど中国系のコンテスタントに特徴的な、技術的な精密度が高いが、一方で、彼らの陥りやすいドライな音楽観に毒されておらず、日本人らしい繊細な表情づくりも心得ている。古典派でベートーベンの「テンペスト」を選んだのは疑問で、押し引きのバランスが難しい曲でポイントを上げるには、よほどしっかり演奏することが必要だ。

本日の演奏では、フランソワ・デュモンが印象に残った。

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