2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (第3日) 11/15 | トップページ | ダリ・ピアノトリオ 大阪国際室内楽コンクール グランプリ・コンサート @津田ホール 11/13 »

2009年11月15日 (日)

浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (結果)

浜松国際ピアノコンクール、第3次予選への進出者が以下のように決まりました。

【1日目】
 F.デュモン(仏) A.タヴェルナ(伊) 野木成也(日)
 アン・スジョン(韓) J.J-W.ムーン(豪)
【2日目】
 チョ・ソンジン(韓) チャン・ソン(韓) 加藤大樹(日)
【3日目】
 尾崎有飛(日) ホ・ジェンウォン(韓) E.ガサノフ(露)
 キム・ヒョンジョン(韓)

以上の12人です。このなかで、理解しにくいのは、ジェームス・ジェウォン・ムーンの通過でしょう。演奏自体の評価はいろいろあると思いますが、彼の場合、課題曲の演奏を時間内でこなせていません。そうしたコンテスタントが、どうしてこのラウンドを通過できたのかについては、多くの人たちが首をひねらざるを得ないことでしょう。

名誉副審査委員長を務めるアリエ・ヴァルディの門下だから、という理由が第一に思い浮かぶでしょうが、より納得のいく演奏をしたと思われる同門のオニシチェンコは落選していますし、1次でも同門のコンテスタントが落選しています。ほかの審査委員についても、セルゲイ・ドレンスキー、キム・デジン、ピオトル・パレチニの門下生については、フェアに振り落とされていますから、ヴァルディが無理押ししたとも考えにくいですね。また、そうした後ろ盾がないコンテスタントも勝ち上がっています。

世界を動かす大富豪の息子ってわけでもないだろうし、スポンサー筋の有力者というわけでもなさそうです。

1つだけ思い当たることがあるとすれば、彼が非常に珍しく、かつ、コンクール的ではないシューベルトのソナタを選んでいることで、そこを高く評価した審査委員が多かったのやもしれません。しかし、そこで大きな加点を得たといっても、課題曲を弾ききれなかったマイナスを埋めきれるほど、物凄いパフォーマンスであったとは思いにくい。それとも世界の先生方はそんな細かいことには目をつぶって、才能を受け容れる度量があるということなのでしょうか。まあ、このことについては考えないことにしましょう。

私がよい印象をもったコンテスタントのなかでは、オニシチェンコとサリムジャーノワが落選したのは、残念でした。しかし、この2人は既に書いたように、自分の個性に作品をうまく対置させることで、自らのスタイルや演奏意図を実現するという方法をとっています。その点を正しいこととは思わない審査委員が多かったのではないかと推測します。また、サリムジャーノワについては、後の2人を聴くと、やはり技術的に若干の開きがあるのは否めません。

日本人コンテスタントは、3人全員が通過。尾崎以外は難しいかもと思っていたのですが、特に野木の通過は喜ばしいものがあります。これで、韓国が6名で相変わらずの最大勢力ですが、日本勢が3名でつづき、フランス、イタリア、ロシア、オーストラリアが1名ずつという構成になりました。アジア勢だけで12人中9名を占め、1/2から3/4に比率が上がりました。

上記のように意外な点もありましたが、大体は予想どおりであり、自分が評価しなかったコンテスタントでも、このあたりが評価されたのであろうという想像はつきます。3次予選は定まった課題曲がなく、自由に構成できる1時間のミニ・リサイタル方式。楽しみです。

« 浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (第3日) 11/15 | トップページ | ダリ・ピアノトリオ 大阪国際室内楽コンクール グランプリ・コンサート @津田ホール 11/13 »

ピアノ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/543421/46773520

この記事へのトラックバック一覧です: 浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (結果):

« 浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (第3日) 11/15 | トップページ | ダリ・ピアノトリオ 大阪国際室内楽コンクール グランプリ・コンサート @津田ホール 11/13 »

ツイッター

  • ツイッター

最近のコメント