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2009年12月10日 (木)

2009 コンサート・ベスト10! 【セレクション】

さて、前回のノミネート公演から、十傑を選んでいこう。

 1位 R.マメリ ソプラノ・リサイタル
     〈5/8 日本福音ルーテル東京教会 やや後方やや右寄り〉
 2位 ブリュッヘン&NJP ハイドン・シリーズ(最終回)
     〈2/28 すみだトリフォニーホール 1F中盤やや右方〉
 3位 ヴィオラスペース 今井&店村 ドルジーニン
     〈5/25 紀尾井ホール 1F中盤右翼〉
 4位 ミンコフスキ&ルーヴル宮音楽隊
      もうひとつのサンフォニー・イマジネール&ポスト・ホルン
     〈11/5 東京オペラシティ 1F前列左寄り〉
 5位 カルミナQ ベートーベン ラズモフスキーNo.1
     〈6/7 第一生命ホール 1F後方右手寄り〉
 6位 サントリー サマー・フェス 陳銀淑 『ロカナ』『シュウ』
     〈8/28 サントリーホール 2F中央前列〉
 7位 青いサカナ団 20周年記念ガラ
     〈7/11 東京文化会館・小 通路より後方左翼〉
 8位 スクロヴァチェフスキ&読響 ショスタコ11
     〈9/30 サントリーホール 2F左翼〉
 9位 S.ルセヴ ヴァイオリン・リサイタル
     〈3/1 ハクジュホール 後方やや右手〉
 10位 エリシュカ&札響 ドヴォ7
     〈4/18 KITARA 2F右手バルコニー〉

はっきりいって、これを選ぶのには、かなりの困難がつきまとった。例えば、エリシュカの公演だけでも、もうひとつN響での『わが祖国』もすごい演奏だったし、エリシュカ自身にとっても重要な公演だったと思う。だが、エリシュカに関しては、札響がベスト・パートナーであるという認識は変わらないため、札響での公演を選んだ。在京オケということでは、スダーン&東響でつづいてきたシューベルト・ツィクルスの最終回や、ラザレフ&日フィルによるプロコフィエフの2番の演奏会も捨て難かった。

記憶に新しいところでは、ロジェストヴェンスキーのシュニトケ・プロもあったし、札響のエニグマ変奏曲のほうも忘れられないだろう。ベルクの『ヴォツェック』も、新国にとって記念碑的な演奏だった(予算カットにより、最後の『記念』にならないことを祈っている)。

ヴァイオリン・リサイタルは、はじめて聴いた驚きもあってスヴェトリン・ルセヴを選んだが、アナ・チュマチェンコのリサイタルも素晴らしかった。声楽では、ほかに山下牧子、宮部小牧、フランチェスコ・メーリなど、どれも内容が濃かった。鍵盤では、なんといっても、ローレンス・カミングズの演奏会が素晴らしかったので、できることなら、これも入れておきたかったものだ。

今年のランキングは、どちらかというと、なにか意義深いというよりも、その場での感動がいまに忘れがたいものが多くなった。そのなかでも、1位に挙げたロベルタ・マメリのリサイタルは、彼女の歌声だけではなく、会場となった教会の空気まで、いまでも身体に染み付いているほどだ。

2位は、昨年の東響のシューベルト・ツィクルスに匹敵する話題性を獲得した、新日本フィルのハイドン・ツィクルスに敬意を表した。日本のオーケストラの活動の、既成の枠を越えた取り組みであったと思う。3位は、国際ヴィオラコンクールの成功への評価も含めて、ガラでの今井信子&店村眞積によるドルジーニンの二重奏曲の名演を選んだ。そして、4番目の席は、夢の来日を果たしてくれたミンコフスキに捧げた。

カルミナQは、ホンモノの室内楽の楽しみを教えてくれた彼らへの、敬意の印として選んだ。サントリー財団のサマー・フェスからは、陳銀淑の素晴らしい仕事に素直な感銘を示したい。青いサカナ団は、本当は『輝きの果て』を選ぶべきだろうが、ずっしりとした感動に浸ったガラのほうに軍配を上げた。スクロヴァ&読響によるショスタコーヴィチは、世界に冠たる演奏といえる。ルセヴは仙台国際音楽コンクール出身者の出世頭だが、その面目を躍如してあまりある才能の素晴らしさをみせつけた。最後に、エリシュカである。

【個人・個別部門賞】
 ○MVP ロベルタ・マメリ
 ○最優秀指揮者賞 ラドミル・エリシュカ
 ○最優秀ソリスト ザビーネ・マイヤー(cl)
 ○最優秀室内楽 カルミナQ
 ○最優秀独奏者 スヴェトリン・ルセヴ
 ○ホープフル賞 辻本玲(vc)
 ○シンガー・オヴ・ザ・イヤー ロベルタ・マメリ
 ○優秀歌手 山下牧子、フランチェスコ・メーリ
 
【最悪のできごと オーパンヴェルト風に】
 演奏以外:
 ○事業仕分けで、芸術分野の助成体制が危機に陥る
 演奏:
 ○木嶋真優 札響でのモーツァルト ヴァイオリン協奏曲
 ○パオロ・カリニャーニ 読響でのレスピーギ・プロ
 ○東京フィル ヴィオラ・コンクールでの騒音的な伴奏

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コメント

あくまで個人の興味で選んだものに何か申し上げる気はございません。ただ、せめてどのホールのどの座席で聴いたものかくらいはあってよいのではないかと存じ上げます。必須の重要な情報だと思うのですが。

カンタータさん。ご意見、ありがとうございます。私は、その方がどのような場所で聴かれたかについて、あまり深い関心はありませんでしたので、ご指摘の点には気づきませんでした。

確かに、乱暴といえば乱暴かもしれません。ご興味がおありということですので、あとで思い出しつつ書き加えてみます。

はじめて書き込みさせていただきます。

9/30のスクロヴァチェフスキ/読響のショスタコービチ、私も大変感銘深く聴いたのですが、演奏されたのは交響曲第11番の1905年で、12番はでなく、また会場もサントリーホールでした。
今週、同じサントリーホールで、デュトワ指揮のN響が、やはり11番を演奏するのを聴きに行く予定で、読響との違いも楽しみにしています。

やぐちさん、ご指摘ありがとうございます。書きまちがえました。訂正しておきます。

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