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2009年9月27日 - 2009年10月3日

2009年10月 1日 (木)

スクロヴァチェフスキ ショスタコーヴィチ 交響曲第11番 読響 サントリー定期 9/30

23日につづいて、スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団の演奏を聴いてきた。ブルックナーとは打って変わり、今度はショスタコーヴィチの交響曲第11番「1905年」。読響のショスタコ担当というと、まずバルシャイの名前が思いつくが、スクロヴァチェフスキもこの任期中に10番を取り上げた記憶がある。10、11と来たのだから、是非、退任後には12番も期待したい。そう思わせる演奏会だった。

もともとショスタコーヴィチの交響曲は一般的な知名度と比べると、はるかに演奏効果が上がりやすい特徴があるのだが、そのなかでも、今回の演奏は図抜けていたといえるだろう。

【前置き(読まなくても結構)】

演奏について述べる前に、この作品についての背景を整理しておこう。交響曲第11番は周知のとおり、ロシア第一革命のきっかけとなった「血の日曜日事件」に材をとった標題作品である。いわゆる「雪解け」後に発表された作品だが、ソヴィエト政府から1958年にレーニン賞を授かっていることもあり、西側からは長らくプロパガンダ作品とも呼ばれた。作品には、(ショスタコーヴィチでは珍しくもないが、)革命歌や自他の作品からの引用が多くなされており、コラージュ的な要素をもっているが、より古典的なソナタ形式の巨大化と見られないこともない(これは私の見解だ)。事実、今回の演奏でも、第4楽章は超巨大な、引き延ばされたコーダのようにも思えたのであり、その象徴として、あの長々とつづくコール・アングレのソロを捉えることもできるのではないか。

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2009年9月29日 (火)

アルカント・カルテット @王子ホール 第2夜 エナジー 9/28

アルカント・カルテット(以下、アルカントQ)は、世界的にみても第一級の弦楽器奏者のみによって結成された、超技巧派のクァルテットである。全員がソロの活動をもち、第2ヴァイオリンのダニエル・セペックは古楽器にも通じ、オケでも活動。そのほかの3人は、著名な音楽院にも教授として迎えられている中堅以上のメンバー。つまり、知と技術の最高峰を占める4人が集まったわけだが、うち3人がドイツ人、ケラスのみがフランス系のカナダ人である。これだけのメンバーであるから、いつも一緒に行動する専門のクァルテットではないとしても、これまでに数枚の録音もリリースしている準常設のグループであるといえる。

さて、今回は王子ホールで組まれた2夜のうち、2日目となる28日を聴いた。本当は初日、デュティユーやメンデルスゾーンが組まれたプログラムのほうをみたかったのだが、チケットが手に入らないのでは止むを得ない。第2夜は「エナジー」と題されているが、彼らが思いきりぶつかれる曲というイメージであろうか。

【バルトークは未完成】

演奏会は、バルトークの弦楽四重奏曲第5番で始まった。

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2009年9月28日 (月)

スクロヴァチェフスキ ブルックナー 交響曲第9番 読響 芸劇マチネ 9/23 ②

【アンドレ・ワッツの印象】

前回の記事では、メインのブルックナーについて、じっくりと書いてみました。この日は、前半も素晴らしかったので、もうすこし書きます。ソリストにアンドレ・ワッツを迎えて、ベートーベンのピアノ協奏曲第4番です。この曲は、ベートーベンの協奏曲のなかでも、特に好きな作品ですが、実演であまり満足した験しがない曲目のひとつでもあります。しかし、今回こそはようやく当たりくじを引けました。

なんといっても、冒頭、ピアノ独奏がテーマを弾く部分がまず大好きなのですが、この部分は意外と印象に残っていません。私の記憶に浮かんでくるのは、ひととおりオケの演奏を経たあと、再びワッツが入ってくるところからです。まず、ワッツのピアノの音色の清々しさに感嘆し、しばらく聴き入っていましたが、スリムで、誇張のない響きのノーブルさに気を惹かれました。アルペッジョもトリルも柔らかく、丁寧な演奏です。スクロヴァチェフスキもそれにあわせ、絹布一枚を被せるようなさらっとした伴奏をつくり、ワッツの個性に合わせていました。

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