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2009年11月8日 - 2009年11月14日

2009年11月14日 (土)

浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (第2日) 11/14

浜松国際ピアノコンクール、第2次予選の中日の模様をリポートします。

【No.10 チョ・ソンジン,韓国】

トップ・バッターで、最年少のチョ・ソンジンが演奏しました。西村作品は、ゆったりした音楽づくりです。ほんのり薫るという感じの音色の美しさに注目した演奏で、音色のつくり方や、和音の清潔さは耳を惹きます。ただ、すこし音楽の捉え方が暗めなのと、作品理解の浅さは否定できません。ショパンのエチュード(op.10-1)のゴージャスな演奏が、彼にとって実質的な幕開けとみえます。リストも、ダイナミックな表現で爽やか。厚みのある部分で、響きの美しさを保持できるのが、彼の強みです。

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浜松国際ピアノコンクール 第2次予選 (初日) 11/13

浜松国際ピアノコンクールは、13日から第2次予選に入りました。午前中に始まって、夜の8時前までつづくのですから、審査委員の方もタイトですね。まず、このラウンドの、課題曲を示しておきます。

1、ショパン、リスト、ドビュッシー、スクリャービン、ラフマニノフ、バル
  トーク、ストラヴィンスキーの練習曲より2曲。ただし、異なる作曲
  家から選択すること。
2、シューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ブ
  ラームス、フランク、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルの作品より
  1曲ないし数曲。
3、第7回浜松国際ピアノコンクールのために作曲された日本人作曲
  家による新作品のうちいずれか1曲。
   (西村朗:白昼夢 or 権代敦彦:無常の鐘~ピアノのための)

このほか、1次予選で演奏した曲は除外するという規定があり、持ち時間は40分以内です。3の委嘱作品は、2番目に演奏するタヴェルナを除いて、全員が西村作品を選びました。

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2009年11月12日 (木)

浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (結果)

第1次予選の結果、以下のコンテスタントが通過した。コロン以下は、そのコンテスタントの指導者である。

【1日目】
 ○F.デュモン(仏):W.G.ナボレ/L.フライシャー/B.リグット 
 ○A.タヴェルナ(伊):S.ペルティカローリ/L.マルガリウス
 ○野木成也(日):D.メルレ
 ○I.ルージン(露):S.ドレンスキー/T.ゼリクマン/L.ナウモフ
【2日目】
 ○A.デュ・グロレ(仏):B.ペトルシャンスキー/I.グティン/H.カルティエ-プレッソン
 ○アン・スジョン(韓):J.オコーナー/カン・チュンモ/T.ファイ
【3日目】
 ○アン・ジョンド(韓):P.ギリロフ
 ○ハン・サンイル(韓):キム・デジン/カン・チュンモ/W.マンツ
 ○J.J-W.ムーン(豪):A.ヴァルディ
 ○チョ・ソンジン(韓):S.R.パク/S.J.シン
【4日目】 
 ○K.トシャコフスキー(ポーランド):P.パレチニ
 ○イエ・シーチン(中):V.カプリンスキー/ダン・タイソン/H.K.チェン
 ○D.オニシチェンコ(ウクライナ):A.ヴァルディ/L.ナウモフ/A.ディエフ
 ○S.ネグルシュ(ルーマニア):J.オコーナー
 ○チャン・ソン(韓):V.クライネフ/C.P.リム
 ○加藤大樹(日):江口文子/種田直之
【5日目】
 ○F.メルダノワ(露):E.ヴィルサラーゼ
 ○S.ダネッシュプール(米):L.フライシャー/O.ヴォルコフ
 ○尾崎有飛(日):A.ヴァルディ、江口文子
 ○G.ヤヌセーヴィチュス(リトアニア):V.クライネフ/Z.メニケール/J.ピアプロジェスキス
 ○ホ・ジェンウォン(韓):カン・チュンモ
 ○T.サリムジャーノワ(ウズベキスタン):I.プロトニコワ/T.ポポーヴィッチ
 ○E.ガサノフ(露):L.ロシーナ
 ○キム・ヒョンジョン(韓):カン・チュンモ

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浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第5日) 11/12

浜松国際ピアノコンクールの第1次予選は、2次への通過者が決する第5日を迎えた。ここ2日間ほど、なんとなく停滞感が漂ってしまったが、最終日は注目のコンテスタントが集中している。ショーン・ケナード、ファティマット・メルダノワ、スタニスラフ・ヘガイ、キム・ジュンヒ、セルゲイ・ソボレフらの外国勢に加え、尾崎有飛、水谷桃子、佐々木崇と、3人の日本人コンテスタントが挑むのも注目される。

まずは、半ば日本人の血が流れていることもあり、わが国で知名度が高い【ショーン・ケナード】が登場した。5位入賞した仙台国際のほか、いろいろなところに転戦しているが、いずれも結果は一歩及ばない感じの人だ。仙台では聴衆賞も貰ったのだが、正直、そのころがベストだった可能性もある。今回のパフォーマンスもポイントは押さえながらも、全体的にラフな印象を残す。特にラフマニノフ編のクライスラー『愛の喜び』はカンタービレが切れ切れで、旋律線の温かいロマン性が浮かび上がってこなかった。

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2009年11月11日 (水)

浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第4日) 11/11

浜松国際ピアノコンクールも、早いもので第1次予選の4日目です。本日は日本人が4人も集まり、それぞれに注目株なので、楽しみでした。

2番目に登場の【高木竜馬】はまだ16歳ですが、早期から注目される逸材です。バッハは、プレリュードが『マタイ受難曲』の始まったような感じのドラマティックな演奏で、フーガは端正にリズムを浮き立たせていました。総じて、打鍵の美しさが耳を惹きます。ベートーベンはフォルムが的確に押さえられた演奏ですが、スイートな部分と雑な部分の差が激しいように思いました。ショパンもあまり深いルバートは使わず、とりあえず1次は無難に抜けたいというディフェンシヴな印象を受けます。時間も超過し、本領発揮という感じではありません。

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クァルテット・エクセルシオ 東京定期 モーツァルト 不協和音 11/9

クァルテット・エクセルシオは、日本にはほとんど存在しない常設の室内楽グループです。ほとんど存在しない理由はズバリ、商売にならないからです。日本ではオペラを頂点に、規模の大きなものから評価される貧弱な価値基準があり、室内楽への社会的な評価、そして認知度は、欧米に比べて、きわめて遅れているのが実情です。そのため、オケのコンマスや首席奏者などとして活躍する奏者たちが、副業で親しみのある音楽を演奏するパターンが圧倒的に多いのです。

そうした文化的背景をもつ日本のなかにありながら、敢えて、クァルテットとしての活動を中心におこなうという茨の道を選んだのが、クァルテット・エクセルシオ、通称「エク」です。ヴァイオリンの西野ゆかと山田百子、ヴィオラの吉田有紀子、チェロの大友肇の4人。この1月にはNPO登録をおこない、オーケストラのようにアウトリーチまでおこなうという独特の活動を展開しています。このように退路を断っての活動が認められたものか、教育方面や自治体からの演奏依頼が増えているということで、この日も、NHKのカメラが入っていました。

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2009年11月10日 (火)

浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第3日) 11/10

浜松国際ピアノコンクールも、第1次予選中日の3日目を迎えた。2日目は注目のコンテスタントが次々に登場したが、3日目はやや控えめの顔触れが並んだ。4番目に今年のダブリン国際でゴルラッチの2位につけた、韓国のパク・ジョンヘが出てくるほかは、さほどの実績をもったコンテスタントがいない。ようやく終わりのほうになって、今年の浜アカのコンペティションで優勝したチョ・ソンジンが出てくるという顔触れである、それだけに、新しい才能を探す喜びも増えるというものだ。

最初の3人がどうにもな感じだったこともあり、4番目に登場した注目の【パク・ジョンヘ】は、モノがちがうという印象だ。初日に登場した同国人、【チョ・ソンス】と比較すると、打鍵の正確さは若干劣るのだが、1拍1拍の丁寧さにおいては格段に際立っており、このピアニストの美点をわかりやすく把握できるだろう。それはバッハやモーツァルトにおいて、圧倒的に高貴な響きを実現するのに役立っている。テンポなりにすこし素っ気ないところもあるが、全体のフォルムの美しさは抜きん出ており、今大会、上位進出は間違いないといっても過言ではあるまい。スクリャービンはすこし優しすぎるところがあるが、流れがよく、ナチュラルな起伏が心地よく響く。

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浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第2日) 11/9

浜松国際ピアノコンクール(浜コン)第1次予選の2日目を、映像配信で視聴した感想を引きつづき書いていこうと思う。2日目は、アナ・シェレスト、クセーニヤ・モロゾワ、エレーナ・ティスマン、ディナーラ・クリントン(前回出場時はナジャーフォヴァ)などの注目株、さらに、我々からみて地球の裏側、ボリビアからやってきたコンテスタントなどが次々に登場する。

本日の3人目で、アメリカの【アナ・シェレスト】が登場した。打鍵を始めた瞬間、ブリリアントな響きが流れ、期待感を高めてくれる。直前の【ナタリア・クチャエワ】も同様の傾向ながら、ここから構成力の弱さで沈んでいったが、シェレストは立体感のある音楽構成と、やや甘みのある信仰心をみせて、プレリュードとフーガをしっかり演奏する。古典派の曲目はベートーベンの後期を選んだが、決然としたロマン性がよく出た好演。ショパンもしっとり艶のある詩情を、じっくりと表現した。年長(26歳)のコンテスタントに相応しいまとまった表現力をアピールしたが、ややディフェンシヴなパフォーマンスにも見える。

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2009年11月 8日 (日)

浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第1日) 11/8 ②

浜松国際ピアノコンクール、第1次予選の1日目が終了した。全体的に、前回大会よりもハイ・レヴェルな印象をもった。前回の投稿以後に演奏したコンテスタントの、印象を書きたい。

まず、ある意味で注目のヤジ・イブラヒムは前述のとおり、スーダンからのコンテスタント。政情不安により世界の悩みの種となっている国からの参加だが、よくよく考えれば、北アフリカは日本よりもはるかにヨーロッパ圏にちかいわけで、真っ当な演奏である。見るからに大きな手のアドヴァンテージを生かし、柔らかい指の動きと、余裕のある演奏ぶりが印象に残る。特にバッハは落ち着きがあり、締まった演奏である。

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浜松国際ピアノコンクール 第1次予選 (第1日) 11/8

8日から、浜松国際ピアノコンクールの予選が始まった。最終的に、85名のコンテスタントで争われることになった。今回も映像配信でリアルタイムに演奏を聴くことができるが(演奏終了後はアーカイヴでも聴ける)、現在、夕方のブレイク中である。ここまで9人のコンテスタントが演奏した。なお、第1次予選は、以下の課題曲で争われている。

1、J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集より1曲。ただし、フーガが三声以上のものとする。
2、J.ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタより第1楽章または第1楽章を含む複数の楽章
3、ロマン派の作曲家の作品より1曲

まだ10分の1ほどを聴いたところだが、やはり、レヴェルは高いという印象だ。既に初日注目のアレッサンドロ・タベルナ(イタリー)も演奏を終えた。第1次予選は、彼としては好調とはいえないパフォーマンスのように見えたが、バッハのプレリュードの堂々たる解釈や、ショパンの後半でみせた詩情のふかい演奏は、いかにも彼らしいものだろう。

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