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2009年11月29日 - 2009年12月5日

2009年12月 4日 (金)

ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール 本選進出者が決定

ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールの本選進出者が決定しましたので、一応、フォローしておきます。

 No.29 ミハル・コールマン (イスラエル)
 No.51 辻本玲 (日本)
 No.1  マシュー・アーレン (米国)
 No.13 トリスタン・コルヌ (フランス)

うーん、なるほどという人選ですね。このうち、辻本はオーケストラとの協奏の経験も豊富で、優勝候補といえるでしょう。審査委員のなかでは、山崎伸子やアルト・ノラスといったところに師事したパイプが効いているのは否定できませんけれども、彼の能力の高さ、とりわけ、作品にひたむきに向かっていく音楽性の素晴らしさについて、疑問を挟む余地はないでしょう。

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2009年12月 2日 (水)

ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール 第2次予選 (2日目) 12/2

ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールは、第2次予選の2日目が終わりましたので、そろそろ本選の進出者がわかります。この日は3人目のマシュー・アーレン以降、最後までつきあいましたが、結果は確認せずに帰ってきてしまいました。この記事を書き始めた時点では、まだ、HP上でも発表がなされていないようです。

この日の演奏は一長一短が激しく、こころに引っ掛かる演奏が少なかったと言えます。そのなかで、一応、イタリアの【ウンベルト・クレリッチ】が良かったとしておきたいと思います。1981年生まれと年長の彼だけに、表現の深みには一日の長がありました。エンジンのかかりが悪く、カサドの組曲は第2楽章までは不安定な演奏となりましたが、磨けば光る玉だと思っていました。そこへもってきて、第3楽章、すべてのコンテスタントのなかで唯一、対位法的な構造を明瞭に浮かび上がらせる演奏をみせたことで、すべてを取り返したのです。

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ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール 第2次予選 (初日) 12/1

結局、ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールの第1次予選は初日しか足を運べませんでしたが、1日から、第2次予選が始まりました。予想どおりというべきか、このラウンドに進出した日本人コンテスタントは大きく減って、僅か4人となっています。第2勢力だった米国も、6名のエントリーが2名に減少。そんな中、韓国のコンテスタントは6名中5名が残り、このコンクールでもやはり強さを見せつけています。あとはもう、いろいろな国籍の人たちが、1人ずつで頑張っている状態です。

私はこの日、【ニ・タオ】を除く10人の演奏を聴くことができました。

印象的だった人は、4名います。まずは、日本の【上村文乃】。この方は1次予選で聴いたなかでは、唯一、好印象をもったコンテスタントでしたが、そのイメージが間違いではなかったことを証明してくれました。この日の11人のなかに入っても、私としてはベスト・パフォーマーとして挙げるのに抵抗はありません。まず、彼女は耳がよく、自分の演奏を客観的にみつめながら、磨きぬいていくことができる良質な音楽家です。そのベースのうえに立って、いろいろと工夫を凝らした表現がなされています。

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2009年12月 1日 (火)

ロジェストヴェンスキー シュニトケ オラトリオ「長崎」 Bis 読響 サントリー定期 11/30

ロジェストヴェンスキー&読売日本交響楽団のシュニトケ、普通はこういうことはしないのですが、2回目を見て参りました。詳しいことは28日の記事に書きましたので繰り返しませんが、実に素晴らしい公演でした。会員たちもチケットを放棄したのか、会場の入りはこの日もすこぶる悪かったですが、そんなことは私の知ったことではないのです。いいものはいい。それだけです。

今回は、舞台横のバルコニー席で聴いてみました。こういう席をとると、響きの全体像は掴み難くなりますが、視覚的に面白いのと、非常に細かい部分に気づきやすくなります。

【聴けば聴くほど・・・】

最初の『リヴァプールのために』は何度聴いても(といっても、2度目ですが)、やっぱり理解できない曲ではあります。他の2曲と比べるとオケの練度も低く、イメージが拡散してしまうせいもあると思います。しかし、聴けば聴くほど、味が出てくる曲だということは確かで、わからないならばわからないなりに、ああ、もっとよく知りたい、聴き込みたい・・・と思わせる魔力のある曲だと思うに至りました。

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2009年11月29日 (日)

ロジェストヴェンスキー シュニトケ オラトリオ「長崎」 読響 芸劇マチネー 11/28

ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーは読売日本交響楽団の演奏会で、様々な知られざるロシアのレパートリーを披露しているが、このシリーズは今年、生誕75周年のアニヴァーサリーを迎えるシュニトケを取り上げた。彼は1934年に生まれ、1998年に没している作曲家で、グバイドゥーリナ、シチェドリンなどと並び、ショスタコーヴィチ後のロシアを代表する作曲家といえる。今回は近年、リ・ディスカヴァリーされた初期作品、オラトリオ「長崎」をメインに、晩年の作品『リヴァプールのために』、さらに壮年期の傑作、ヴァイオリン協奏曲第4番がプログラムされた。

【リヴァプールのために】

最初の『リヴァプールのために』は、ロイヤル・リヴァプール・フィルの委嘱によって作曲されたが、そのとき、シュニトケは脳卒中に苦しんでいたという。初演は1994年。その年には、シュニトケは全身がほぼ麻痺状態となったが、亡くなる1998年まで、シュニトケの創作意欲はゼロにはならなかったようだ。ものすごい精神力!

作品は祝祭的な金管のフィナーレに始まるが、その響きはすぐにポキリと折れて、難解なカタチに変わっていく。その後の展開は、テューバの長大なソロがジャズ風な膨張を見せるのが印象的だったほかは、あまりにも未熟な私の知見からは、シュニトケの考えたことが読めない。戦争映画の一場面みたいなイメージも浮かび、ナチスの空襲に曝されたWWⅡの記憶が投影しているのかもしれないが、そのイメージは明確ではなかった。最後のほうになると、再び祝祭的な雰囲気も帰ってくるが、そのときにはいささか調子っ外れになっており、コケティッシュに変容されていたのである。

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