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2010年4月 8日 (木)

ミヒャエル・シャーデ 日本で初めてのリサイタルが中止!

別に、ここに書くほどのことでもないんですが、東京・春・音楽祭の企画で来日していたミヒャエル・シャーデが急性上気道炎を発症し、ドクター・ストップがかかったため、6日の1日のみで予定されていた公演がキャンセルになりました、という話題。今回の音楽祭では、唯一、興味をもった公演であっただけに残念です。むこう1週間は歌ってはいけないという診断だそうで、これは止むを得ません。

ミヒャエル・シャーデは現在、オペラと歌曲の両分野で活躍し、特にオペラでは、各地で引っ張りだこの状態になっております。アーノンクールをはじめ(今秋のコンツェントゥス・ムジクスの来日公演のソリストにも指定されています)、多くの著名な指揮者に信頼を得ており、よく鍛えられた持ち前の美しい発声に加え、知的で丹念な歌いまわしは見事です。その歌声は、数々の録音からも確認できます。

そのシャーデにして、今回のリサイタルは、日本ではじめてのものとなる予定で、曲目も詩人・アイヒェンドルフのテクストに付曲されたものを中心に選び、アニヴァーサリー・イヤーのシューマンによるリーダークライス(op.39)や、ヴォルフのアイヒェンドルフ・リーダーの一部を据えた本格的なものでした。伴奏者には、これまたリートのリサイタルでは引っ張りだこのマルコム・マルティノーが予定されていました。東京文化会館の小ホールという適切な箱が選ばれたのも素晴らしかっただけに、残念です。

しかし、この春・音楽祭、よく意味がわかりませんね。例えば、ムーティ指揮とはいえ、『カルミナ・ブラーナ』が『パルジファル』の公演よりも高い値段設定になっている。カルミナで酔漢が歌うたった1曲のナンバーを歌ってもらうためだけに、世界的なカウンター・テノールのひとり、マックス=エマニュエル・ツェンツィッチを呼んでいる(無駄!)。件のシャーデにしても、『パルジファル』にも『カルミナ』にも出る予定はなかった。リカルダ・メルベトも、自分のリサイタルのためだけに呼ばれているんです。

多忙なスケジュールを縫って、ようやく捉まえたのかもしれませんが、あまりに無駄なリソースの使い方に思われます。それに、どこかピントがずれている感じがします。このイベントは民間主体でやっていると思うのでどうでもいいんですが、もうすこしコストを考えて無理のない企画を組めば、より質のいい公演を、リーズナブルに提供できると思うのですがね!

しかし、6年目の迎える今年、これまでの小澤さんを中心に据えた公演ではなくなり、打ち切りも検討されたようですが、ムーティ氏の激励により存続が決まったという音楽祭。その意気やよしですが、ちょっとプロデューサーに問題があるのではないかしらん。この春・音楽祭は知名度の広がりもいまひとつで、シャーデのリサイタルにしても、直前にして多くの空席が残ってしまっていました。シャーデのリサイタルで、小ホールごときが埋まらないなんてあり得ません。そのような点にも、カイゼンの余地は残っています。

なお、シャーデはきっちり来日しており、リハーサルにも余念がなかったそうで、それを聞くと、なおさら残念でなりませんが、仕切りなおして、再びの来日を期待しています。

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