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2010年12月 9日 (木)

ボザール・トリオ −1で来日中 プレスラー&メネセス ベートーベンで共演

伝説のボザール・トリオは、日本では人気のないフォーム、ピアノ三重奏団としては飛び抜けた人気を誇っていた。しかし、第1ヴァイオリン、ダニエル・ホープの多忙を理由に、2008年以降は実質的な解散状態となっている。このときのトリオのメンバーは、ホープのほか、結成以来、唯一、トリオのダイナモでありつづけたピアニストのメナヘム・プレスラー、それに、ブラジル人チェリストのアントニオ・メネセスだった。

プレスラーは80代後半とはいえ、完全に活動中止したわけではなく、メネセスはソロのチェリストや教育者として、なお一線を走る。この2人がいま、日本でツアーを行っていることは、意外と話題になっていない。ホープこそいないものの、ボザール・トリオ・マイナス1である。特に、交代がつづいたヴァイオリンやチェロに比べ、ボザール・ファンにとって大事な存在は、プレスラーであろうし、トリオ時代から10年以上もコンビを組むメネセスとのデュオが聴けるというのは、十分に魅力あることではなかろうか。

今回は愛知・大阪・長崎を巡演し、13/14の両日は東京、浜離宮朝日ホールで、ベートーベンのチェロ・ソナタ全曲と、ヴァリュエーション作品をまぜて演奏する特別なコンサートが組まれている。2人は既に、ベートーベンのチェロ・ソナタをAvieレーベルに録音。来日前には、デュオの公演で欧州でのツアーもおこなったという。正に、満を持しての日本公演である。

アルカス佐世保の公演のためのインタビューで、2人は「その作品がひとつの楽器のために書かれたかのように、あたかも錯覚させるかのごとく演奏する」ことを意識して、音楽を作り上げたと語っているが、その手法はトリオのときも同じだったという。しかし、そのようなことを実現することができるパートナーは、なかなか見つかるものではない。トリオの活動が休止してのちも、なお求め合った2人の音楽家。ショパンとフランクを扱う別のプロジェクトも進んでいるいるという。

今回のツアーで既に終了した、大阪公演のブログ記事を見つけたので貼りつけておく。特にプレスラーについて、「齢90近いが、タッチは力強く、音楽の流れも乱れない。更に、メネセスへの合いの手の入れ方が絶妙なのである。あれだけ、他の楽器への付け方が巧みなピアノは初めて聴いた」と評されている。

東京公演は、単日で5000円の対価。しかし、2日連続券で8000円となるので、これは破格というべきだろう。実は、イープラスで若干、ディスカウントした券が出るなど、あまり売れている印象がないのを懸念する。平日ソワレの集客・・・しかも、室内楽は、とっても厳しい状況のようだ。しかし、内容に対する期待値は高い。大晦日恒例のベートーベンの弦楽四重奏曲9曲演奏会を除けば、今シーズン、最後の注目公演である。

なお、12月14日は都響で、ヤナーチェク『グラゴール・ミサ』をメインに、ドヴォルザークの序曲『フス教徒』、スメタナの交響詩『ブラニーク』、マルティヌー『リディツェへの追悼』というファッショナブルなコンサートもあるが、ビエロフラーヴェク門下の指揮者、ヤクブ・フルシャ(ヤクプ・フルーシャというのが正しいそうだ)への期待は限定的で、私なら、ボザール・トリオ・マイナス1のほうを選ぶ。

あくまで「マイナス1」ではあるが、その分、音楽性が凝縮されたという見方もできる。特に私にとって、ホープはあまり好きなタイプのヴァイオリニストでもなかったし、むしろ、マイナス1がプラスにみえるのではなかろうか。主催はテレビマン・ユニオン。詳細は、リンクのページにて(第1夜第2夜)。

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