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2010年4月18日 - 2010年4月24日

2010年4月22日 (木)

ファブリス・ボロン サン=サーンス & ブノワ (ヘンスラー)

【プロフィール】

前回は往年の名ピアニスト、ラザール・ベルマンを取り上げたが、今回はまだ評価の定まっていない若手の指揮者を取り上げる。フランスの指揮者、ファブリス・ボロンである。評価が定まっていないと言ったが、欧州では既に一定の評価を獲得し、若手の指揮者では成功を掴みかけているうちのひとりだ。また若手といったが、既に40代に突入している。

ボロンはウィーンのモーツァルテウム音楽院で学び、アーノンクールやギーレンに薫陶を受けている。どちらかといえばコンサート指揮者としてキャリアを積んできたが、現在は、フライブルク歌劇場のGMDに収まっている。かつてのキャリアでは、4年間を過ごしたフランダース交響楽団での実績がもっとも目立つ。そのほか、欧州各地で客演しているので、しばしば名前を見かける。既に来日も果たしており、広響や新日本フィル、都響で演奏を披露しており、特に広響では出演を重ねた。

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ラザール・ベルマン シューベルト ピアノ・ソナタ D960 (Dynamic)

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)は、多くのクラシック・ファンにとって力強いツールとなる可能性がある。音質等に徹底的にこだわりたい人たちは別として、音楽そのものや、古今のアーティストに幅広い好奇心をおもちの方々には、大きな福音ではなかろうか。月1800円を払うだけで、NMLに格納された世界中の200以上のレーベルが蔵する音源を自由に手にすることができるのだから。そのなかには、古今東西の名奏者の録音も含まれ、驚くほどのヒストリカルな録音も見受けられる。一方、わりに新しい録音も耳にすることができる。

例えば、私が見つけたものでは、作曲家のピエトロ・マスカーニが『カヴァレリア・ルスティカーナ』を自作自演する録音がある。これを聴くと、いままでクリティカルな録音と考えていたカラヤンのディスクでさえ、作曲者自身の考えとはずれていた部分があることに気づく。作曲家の自作自演や、同時代の作品を演奏している音源。往年の名奏者や指揮者たち。いわゆる「巨匠」アーティストの録音は現在でも復刻される商品価値があるので、十分に多くはないのだが、それでもかなりの数が揃えられている。ミトロプーロス、エーリッヒ・クライバー、ワルター、ベーム、コンヴィチュニー、クーセヴィツキー、フルトヴェングラー、ホロヴィッツ、ラザール・ベルマン、ミルシテイン、ミケランジェリ、シゲティ、アラウ、カルーソー、カラスなどなど、十分に豊富である。

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2010年4月19日 (月)

エリシュカ シンフォニエッタ & ドヴォルザーク 札幌交響楽団 528th定期 4/16、17 ②

【ヤナーチェク】

前回の記事も踏まえながら、より細かい演奏風景を描写しておきたいと思う。

まずは、『シンフォニエッタ』から。最初の楽章の金管のファンファーレは、2日目が圧倒的に良い。初日は素朴で、生一本な感じが面白かったが、アンサンブルとしてのまとまりに欠けていた。2日目はよりカラッとしたサウンドであるが、十分に堂々とした吹奏となり、エリシュカとしても満足感が高そうなリアクションをみせていた(指揮がスダーンならば投げキッスを貰えたかもしれない)。バンダはもちろんエキストラになるわけだが、どうやらプロの音楽家ではないようだと書くと、誰もが驚くのではなかろうか。なるほど音色の柔らかさ、深みには不足するものの、山谷もしっかりアピールし、ヤナーチェクの伝えたかったメッセージを伝えるという役割は問題なく果たしていた。立派である。ティンパニのサポートも素晴らしかった。

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2010年4月18日 (日)

エリシュカ シンフォニエッタ & ドヴォルザーク 札幌交響楽団 528th定期 4/16、17 ①

エリシュカ&札響の演奏を聴きに、北海道まで行ってきた。今回はきっと、季節外れの雪すらが降ったという同日の東京より温かかったのだろう。この時期の北海道の柔らかい寒さは、私にとって心地よいものだ。帰ってくると、いつものことながら空気がまずいのに驚く。この空気が、当たり前だと思い込みながら暮らす毎日に戻るのだとすると気が滅入る。そもそも私の母の一族は、旭川の片田舎に一山をもっていたという家だったそうだが(祖母の代にあらかたの資産は失ったという)、私のDNAにも北海道で暮らすべきコードが書き込まれているのかもしれない。それに逆らって、私は生きているのだろうか?

閑話休題。

さて、ここのところの札幌交響楽団は新たに全国区となった指揮者、ラドミル・エリシュカによるドヴォルザークとヤナーチェクで新シーズンを開幕する習慣となっている。しかも、それらの音源はすべて録音されて、一般的な評価も高い。今回は、ドヴォルザークの序曲『謝肉祭』と交響曲第5番の間に、難曲のヤナーチェク『シンフォニエッタ』がサンドウィッチされるプログラムとなった。過去数年間と異なり、コンチェルトがない。聴くほうは大歓迎だが、演奏するほうとしては厳しい選択となるのにちがいない。

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