2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« 2010年4月25日 - 2010年5月1日 | トップページ | 2010年5月9日 - 2010年5月15日 »

2010年5月2日 - 2010年5月8日

2010年5月 7日 (金)

ラ・フォル・ジュルネ リスト:十字架への道 エンゲラー & ローザンヌ声楽アンサンブル 【344】 5/4 ホール:C

つづいては、リスト『十字架への道』の詳しいリポートです。この作品、ほかに比べるものがない独特の作品で、言ってみれば、ちっちゃな受難曲なのですが、テキストも音も必要最小限しかなく、とかく派手な編曲ものなどがよく知られているリストの作品のなかでは、特異ともいえる位置を占めています。よっぽど、リストは信仰心に厚い作曲家で、自ら法衣をまとったほどの人物です。その点では義子となるワーグナーよりも素朴な共感を持っていますし、宗教的な作品も多く遺しています。

この『十字架の道』は無調的な作品ではありますが、それは新ウィーン楽派的なそれとは一線を画し、信仰心に基づくシンプリシティの極致であり、ベースには旋法的なものの利用も指摘されています。

続きを読む "ラ・フォル・ジュルネ リスト:十字架への道 エンゲラー & ローザンヌ声楽アンサンブル 【344】 5/4 ホール:C" »

ラフォル・ジュルネ エル=バシャ バッハ:平均律 & ショパン:プレリュード 【353】 5/4 ホール:D7

         1

エル=バシャによるバッハの『平均律クラヴィーア曲集Ⅰ/Ⅱ』と、ショパンの『前奏曲集』を組み合わせたコンサートは、実に素晴らしい試みだった。周知のとおり、ショパンにとって最高のヒーローは、なんといってもバッハである。ショパン演奏は特別であるとはとよく言われ、実際、そのとおりなのであるが、ショパン以前の作品に何も手がかりがないのかといえば、そういうことはない。特に、バッハをしっかりと演奏することが、ショパン演奏にとって決定的に重要な、独特なルバートの収得にどれほどの効果を発揮するかということは、このエル=バシャの演奏によって、実に示唆的に提示されたのであった。

続きを読む "ラフォル・ジュルネ エル=バシャ バッハ:平均律 & ショパン:プレリュード 【353】 5/4 ホール:D7" »

2010年5月 5日 (水)

ラ・フォル・ジュルネ (最終日) ヘクサメロン変奏曲 ほか 5/4

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、最終日となる4日には4つの有料公演を視聴した。その内容を中心に、ざっとリポートしたいと思う。

【木管五重奏による無料公演】

有料公演の前に、東京駅地下の特設会場で、木管五重奏によるウィンナー・ワルツを中心とする無料演奏会に足を運ぶ。応援する東響のオーボエ奏者である最上峰行が出るのが目当てだったが、どの奏者も腕の立つ人たちで聴きごたえがあった。演奏だけではなく、ユーモアを交えて楽器の紹介をするコーナーが面白い。トークは苦手な感じだったが、井上直哉のファゴットの実直な響きは好みにあった。

続きを読む "ラ・フォル・ジュルネ (最終日) ヘクサメロン変奏曲 ほか 5/4" »

2010年5月 4日 (火)

速報 ラ・フォル・ジュルネ 【238】 メンデルスゾーン:オクテット 竹澤恭子、モディリアーニQ、ほか 5/3

まずは、メモ程度にご報告です。詳しい記事は、改めて書きます。3日は、【238】の公演のみをみました。若いモディリアーニ・クァルテットを中心に、ヴァイオリンの竹澤恭子とチェ・イェウン、ヴィオラのファイト・ヘルテンシュタイン、チェロのアンリ・ドマルケットが集められた公演です。

B5ホールで、私はチェロの背中を眺めるような席でした。自分で選べるのだったら絶対にとらない席ですが、こんな至近距離で、プロのチェリストの背中を眺めるのはまずない体験ですし、筋肉の動きが楽曲の表現と密接にかかわりがあることがわかり、ある種のセクシーさを感じた公演でした。

目当ては愛着のふかいメンデルスゾーンのオクテット、この音楽祭で活躍するモディリアーニ・クァルテットへの興味、そして、東京ヴィオラコンクールで入賞したヘルテンシュタインとの「再会」にありました。まず、モディリアーニQの素晴らしさについては、最初のバッハのプログラムで楽しませてもらいました。オルガン曲からの細川俊夫による編曲は、原曲の味わいを損なわない繊細な表情づけ、シンプルな構造を追っていますが、メンバーはすこしも力むことなく、作品の持ち味に奉仕する演奏をしており、ぴんと張った緊張のなかにも、細やかな遊びを忍ばせつつ、聴き手を楽しませてくれます。音色も爽やかで、美しく、質のいいクァルテットでした。

続きを読む "速報 ラ・フォル・ジュルネ 【238】 メンデルスゾーン:オクテット 竹澤恭子、モディリアーニQ、ほか 5/3" »

« 2010年4月25日 - 2010年5月1日 | トップページ | 2010年5月9日 - 2010年5月15日 »

ツイッター

  • ツイッター

最近のコメント