仙台国際音楽コンクール 開幕直前特集 Ⅱ ヴァイオリン部門は22日から開幕
【外国勢Ⅱ】
2日目に登場するところでは、スターリン・トレントは若年から地元オーケストラでコンサートマスターを務めるなど活躍。ジュリアード音楽院でパールマンに師事し、ダラス響のヤン・マーク・スローマンにも教えを受けた。コンペティションでの華々しい成果はないが、室内楽にも関心が深く、著名なクァルテットとも共演歴がある。インターネット上で見られる動画をみる限り、実績以上に魅力がありそうである。ジオラ・シュミットも、パールマンが認めた若きアーティスト。プレ・カレッジから可愛がられ、ジュリアード音楽院でも指導を受けた。既に米国とイスラエルを中心にプロ活動を展開しており、経験豊富。インターネットで聴ける音源からみても、一枚抜ける印象はある。
カン・スヨンは、オーストラリア・ベースの韓国人。ニュルンベルクに渡り、ダニエル・ゲーデのもとで学んでいるようだ。まだ20歳と若いが、母国ではオーケストラと共演するなどの経験も豊富に積んでおり、伸びしろは大きい。同じ韓国のキム・デミも、ニュージーランドのコンペティションで入賞するなどの実績がある。インターネット上の動画では、ややスケール感に欠けるが、きっかけがあれば大化けの可能性もなくはない。
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