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2010年5月30日 - 2010年6月5日

2010年6月 2日 (水)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 セミ・ファイナル 第3日 & 結果

前回に引きつづき、仙台国際音楽コンクールの映像配信、セミ・ファイナル第3日の映像をもとに、記事を書いてみたい。

【No.37 ワン・ジアジー 中国】

曲目:サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番

指揮者のヴェロはフランス人ということもあり、やはりフランス音楽のツケには一日の長がある。そのバックがつくる最高にミステリアスな序奏に乗り、独奏ヴァイオリンが登場するのだが、ワンは深くて、重厚な音色である点はよしとしても、若干、横滑りする感じで入ってきた雰囲気である。その後の展開も決して悪くはないのだが、展開に乗りきっているようには思えず、質のいいバックの良さを生かしきるには、音色のゆたかさも細部の研ぎ澄ましも十分とはいえないようだ。

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2010年6月 1日 (火)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 セミ・ファイナル 第2日

仙台国際音楽コンクールはセミ・ファイナルの3日間が終了し、既にファイナル進出者の発表もおこなわれていることと思うが、こちらはおっとり刀で、セミ・ファイナル2日目の映像配信をもとにレポートしたいと思う。

【No.30 ジオラ・シュミット 米国】

曲目:メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

冒頭から薄くルバートをかけて表現に膨らみをもたせようと工夫したシュミットだが、それとは関係なく、ややテンポに対して遅れ気味で、後追いの歌い方に聴こえる。ヴァイオリンが抜けたあと、木管主体の次の主題が出てから、さらに技巧的な部分で走り出すまでに、徐々にオーケストラのテンポが遅くなる(半ば意識的なリタルダンド)構成に工夫があるが、楽曲の構造に対してナチュラルなものとは言えない。これに象徴されるように、テンポも含めて、歌い方には様々な工夫が凝らされているのはわかるが、それらはことごとく不自然で、聴き手に対しての説得力が薄い点はマイナスだ。

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2010年5月31日 (月)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 セミ・ファイナル 第1日

映像配信で聴く仙台国際音楽コンクール、本日からセミ・ファイナルの模様が公開された。なお、このラウンドからはフル・オーケストとの共演となり、仙台フィル首席指揮者のパスカル・ヴェロが相手を務める。

【No.06 チョ・ガヒョン 韓国】

曲目・メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

セミのトップ・バッターとなった、チョ・ガヒョン。普通に巧いのだが、それ以上のものがあるかといったら、なにもない。オーケストラとの関係は稀薄で、何も貰わず、何も与えないという疎遠な関係がつづく。結局、自分の掌のうえで作品を転がしているだけで、訓練したもの以上の何かは出てこないようである。第1楽章の最後では、相手を置き去りにして走り気味でさえある。

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2010年5月30日 (日)

ミロ・クァルテット クァルテット・ウィークエンド Festa 第1日 5/29

将来の日本で、生き残ることができる可能性が高いクラシック音楽のジャンルは室内楽です。しかし、日本の聴衆は気宇壮大なものからありがたいと思う傾向にあり、例えば雑誌では、ウィーン・フィルがしょうもないパフォーマンスをやってもカラー・ページが用意されるし、珍しいオペラ公演となるとやたらに話題となって、チケットが売れる。一方、世界的に著名な弦楽四重奏団が来ても、ほとんど記事にならず、フェアウェルのような特別なコンサートでさえ、ホールがいっぱいになることは稀です。

そのなかで、第一生命ホールを拠点とするトリトン・アーツ・ネットワーク(TAN)の企画は、この大東京でも、きわめて貴重な機会になっています。そこでは世界のトップを目指し、現に、確実にその周辺を走っているクァルテットが呼ばれ、そのグループ自身の考えた企画でシリーズが組まれます。今回は、NYのリンカーン・センターのレジデントも務めるミロ・クァルテット。米国の楽壇で若手から中堅に入ったグループのなかでは、もっとも完成度が高く、勢いのあるグループです。

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