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2010年6月6日 - 2010年6月12日

2010年6月12日 (土)

草冬香 ピアノ・リサイタル @東京藝大表参道フレッシュコンサート vol.13 6/11

東京音楽コンクールの2次予選で聴いて以来、気になっていた草冬香のピアノ・リサイタルに足を運んだ。会場はカワイ表参道にあるコンサートサロン「パウゼ」。もちろん、シゲル・カワイのSK-EXによる演奏で、この楽器にも興味があった。

【ショパンは共感できない】

まずは、ショパンの『幻想曲』だが、PTNAのピアノ曲辞典に入れている録音を聴いても、この人のショパンには共感できない。冒頭、スコアをみたことがないのでなんともいえないが、多分、スタッカートがついているのであろう。それを韻のように踏んでいくことで、変わったフォルムを組み立てていた。しかし、私の記憶が確かならば、ショパンにおけるスタッカートは非常に独特な意味を持っているのではなかったろうか。あらゆる録音を聴いても、彼女のようにブツブツとスタッカートを効かせる演奏は滅多になく、もっと自然なカタチで響きの保持が抑えめになるにすぎない。

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2010年6月 9日 (水)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 ファイナル ③

さすがにベートーベンを6人分、聴き通すのは苦労が多いが、ファイナルの演奏も、残るは2人となった。

【第5位 キム・デミ】

キム・デミは意外にしっかりした音で序盤から聴かせるが、音が粒立ちすぎていて、拍節感にわざとらしい点があることと、高音と低音の切り替えがスムーズでないことが耳につく。頑強な音づくりで、ベートーベンらしい逞しいフォルムを描こうとする点は理解でき、その行き方は彼女のパーソナリティにも見合ってもいる。しかし、その構造的な把握は安っぽいステロータイプに基づいたものであるため、様々なところにガタが見える。

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2010年6月 8日 (火)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 ファイナル ②

前のエントリーにつづき、映像配信でみる仙台国際音楽コンクール、ファイナルの模様をレポートする。前回は、優勝者と第2位の演奏を聴いたので、今度は第3位の長尾から・・・。

【第3位 長尾 春花 日本】

ベートーベンということで、やや力みすぎではなかろうか。それに限らず、全体的に自然な表現はない。例えば、強拍の強調の仕方がグリグリ押しつけるような形になっていることに加え、清らかなカンタービレに入ったときのふっと抜けるようなレガートの使い方、不自然に多い身体のアクション・・・それらの要素が、本来、もっているリストの柔らかさに基づいた美しい響きに見合わず、ときには、それを損なうほどに強引な表現に聴こえるのである。展開部の没入するような集中力の高さに裏打ちされた、堅固で、ダイナミックなフォルムのつくり方は、これまで聴いた3人のなかでも秀逸だ。これで全体を貫くことができれば、優勝も夢ではなかったろうが、実際は、そうはなっていない。

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2010年6月 7日 (月)

仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 ファイナル ①

仙台国際音楽コンクールは全日程を終了し、審査結果が発表された。優勝は、ドイツ/韓国のクララ=ユミ・カンだった。まずは、順位を示しておこう。

 第1位 クララ=ユミ・カン ドイツ/韓国
 第2位 アンドレイ・バラーノフ ロシア
 第3位 長尾 春花 日本
 第4位 キム・ボムソリ 韓国
 第5位 キム・デミ 韓国
 第6位 ジオラ・シュミット 米国

 オーディエンス賞
 セミ第1日 キム・ボムソリ
 セミ第2日 乾 ノエ
 セミ第3日 アンドレイ・バラーノフ

上記の結果にできるだけ惑わされず、ファイナルの演奏を評価してみよう。なお、今回は趣向を変えて、上位から順に聴いてみることにした。

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2010年6月 6日 (日)

スピノジ ハイドン + オペラ・アリア with リナート・シャハム 新日本フィル サントリー定期 6/4

アンサンブル・マテウスといえば、海外のリアルタイムでの情報にそれなりに関心のあるファンを除いて、日本での知名度は限りなくゼロにちかいものの、欧州では大舞台で、一流のソリストを迎えて公演を重ねることのできる勢いのある団体だ。その創設者が今回、新日本フィルに招かれたジャン・クリストフ・スピノジである。このコンビの来日は、どうしても一度は拝んでおきたいところだが、その実現は遠いかもしれない。

今度の新日本フィルの公演では、ハイドンの2つの交響曲をダブル・メインに、メゾ・ソプラノのリナート・シャハムをソリストに迎えての、オペラ・アリアと組み合わされたオシャレなプログラムとなっている。ハイドンは昨年、好評を博したブリュッヘンのプロジェクトの延長線上にあるのが明確で、メンバーも概ね、そのときのメンバーを中心にしていたと思う。

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