アンティ・シーララ ブラームス&シェーンベルク @浜離宮朝日ホール 9/29
【シーララの印象】
アンティ・シーララは30歳前後のライジング・スターたちのなかでは、特に個性的な活動をおこなっているピアニストである。1997年のベートーベン国際(ウィーン)を皮切りに、2000年=ロンドン国際、2003年=ダブリン国際と、次々にコンペティションを制したエリートであるだけではなく、その後の活動のユニークさも際立っている。私はブラームスの録音(2004年リリース)を(最近、)耳にして、これは只者ではないと思ったが、期待があまりにも大きすぎたのか、当夜の実演では若干、評価を下げることになってしまった。
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