ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2010 公演内容を発表!
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは第1回から熱心に追ってきたが、GWの一大イベントとして定着してきたのかなと思う。前回から世界同時不況の影響が濃厚で、日数削減ほかの衰退傾向はあるが、一方、このイベントとしては大きすぎるマーケットとなる東京への資源投下を抑え、金沢で2年間の経験のあと、今年からは関西と新潟にも進出するという新たな傾向を示している。
【失われたもの、守られたもの】
2010年のテーマ作曲家は「ショパンの宇宙」ということで、いささか傾向が変わってくるのは止むを得ないだろう。私はもっとショパン以外の同時代の作曲家を集めたイベントになると思っていたが、予想以上にショパンだけで押しているのに驚いた。周知のように、ショパンの作品はほぼ鍵盤作品に集中しており、オーケストラ曲も数えるほどしかないし、さらに室内楽の作品も決して多くないのだ。
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