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2011年2月

2011年2月27日 (日)

コンヴィチュニー演出 リヒャルト・シュトラウス サロメ 二期会オペラ公演 Bキャスト 2/26 ②

コンヴィチュニーの演出は、本当に細かく奥行きがある。表現の方向性(ベクトル)も豊富であり、どのような点に注目するかで、作品に対する見方は七転するだろう。その意味で、私は「あまり細かくみるべきではない」ということで、お茶を濁す手も考えたものだ。しかし、それではあまりに勿体ない要素が多すぎるので、いくつか印象に残った部分だけを取り上げておこう。

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2011年2月26日 (土)

コンヴィチュニー演出 リヒャルト・シュトラウス サロメ 二期会オペラ公演 Bキャスト 2/26 ①

二期会が、アムステルダム、イェーテボリなどの劇場との共同製作でプレミエを出した『サロメ』の公演を拝見した。同じプロダクションでもコピーを嫌う演出のペーター・コンヴィチュニーは自ら来日、この日のカーテン・コールにこそ現れなかったが、精力的な指導をおこなって、23日の終演後にはアフター・トーク・イベントにも応じたという。二期会はこれまでにも、モーツァルト『ティート帝の慈悲』、チャイコフスキー『エフゲーニ・オネーギン』でコンヴィチュニーを演出に起用してきたが、今回の演出はこの組み合わせにおける最高の成果である。

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大友直人 スタンフォード 交響曲第3番「アイリッシュ」 東響 芸劇シリーズ(最終回) 2/25

大友直人をプロデューサーに、107回の長きにわたった東京交響楽団の「東京芸術劇場シリーズ」がその幕を閉じた。最終回となとなる当夜は、上原彩子を独奏に迎えてのラヴェルの協奏曲を真ん中に、パヌフニクとスタンフォードの交響曲でサンドウィッチしたプログラムとなった。最終回に相応しいかどうかはわからないが、聴き応えのある演奏会ではあった。

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2011年2月19日 (土)

須藤慎吾(Br)&服部容子(pf) 声とピアノのアンサンブル @日暮里サニーホール 2/18

このページでプレビューを書いて注目していた、バリトンの須藤慎吾と、ピアノの服部容子によるデュオ公演、日本声楽家協会の企画「声とピアノのアンサンブル」に足を運んだ。

【日暮里サニーホールについて】

会場は日暮里サニーホールのコンサート・サロンだが、この場所は初めてだ。よく声楽家がリサイタルで使っているところだが、実際、入ってみるとプロの声楽家には狭いスペースで、須藤のように声が出る人だと、響きはほぼ天井から振ってくる感覚だ。最初のほうは戸惑いもあったが、意外に響きの飽和もなく、ゆたかな残響はないものの、「お化粧」にごまかされず、声の実力を確かめるには良いホールでもあろうと思った。ここで歌うと、良い歌手とそうでない人の差は歴然と表れてしまうにちがいないが、その点、幸いにして須藤は良いほうばかりが目立った。

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2011年2月16日 (水)

東響 ボーマン首席の出演公演について

遅くなりましたが、今後のボーマン首席の出演公演が明らかになりましたので、ご報告します。まずメールで問い合わせましたが、多忙の時期ともあって、これは返ってきませんでした。その間、私のほうが多忙となりまして、確認が遅れていましたところ、残りも少なくなってしまいました。この度、電話で問い合わせたところ、彼が出演するのは以下の演奏会であるとの次第です。

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2011年2月15日 (火)

ドヴォルザーク 歌劇『ルサルカ』の対訳 @オペラ対訳プロジェクト

以前も紹介しましたが、ウェブ・ページ上にある「オペラ対訳プロジェクト」はオペラの対訳におけるウィキペディア的なありがたいページです。非常に大変な対訳の作業をひとり、もしくは、それに協力するコミュニティでこなし、無償で公開していく試みです。今回、私の愛して止まない作品、ドヴォルザークの歌劇『ルサルカ』の対訳がアップされましたので、このページでお報せいたします。

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2011年2月14日 (月)

藤田ありさ イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 (Intim Musik)

難しい曲は、そうとは気取られぬようにシャンシャンと弾くのがクールなのか、それとも、目一杯に難しくして弾いたほうが迫力がいや増すのか、判断に迷うところである。全6曲にわたるイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタも難曲の代表格であり、その扱いについては多くのヴァイオリニストが苦心を重ねているが、たとえそのなかのたった1楽章でさえ、プログラムにのぼることがあるというほど、その内容は奥深いものがある。

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2011年2月13日 (日)

神田慶一作曲/あさくさ天使 最後のユメコのアリア(初演時)が動画で見られるようになりました

標記のように、神田慶一『あさくさ天使』の動画が見られるようになりました。関係者によるアップと思われます。映像は初演時のもので、歌い手は菊地美奈。最後の場面で歌われるヒロイン、ユメコのアリアと合唱が聴かれます。この作品の魅力が詰まった部分ですので、是非、聴いてみてください。なお、その後の演奏を聴くかぎりでは、合唱のバランスは初演時よりも良くなっていると思います。

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メネセス&プレスラー デュオ演奏会の模様がNHK-FMで中継 @2/18

以前、リポートしたチェロのアントニオ・メネセスとピアノのメナヘム・プレスラーの演奏会が、NHK-FMの番組『ベストオブクラシック』で放送されます。残念ながら、私の拝聴した公演ではなく、大阪での公演を収録したものであり、オール・ベートーベンではありませんが、2人がそれぞれ独奏で演奏するのも聴きどころと思います。

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2011年2月10日 (木)

ブリュッヘン ベートーベン 交響曲第3番 ほか 新日本フィル ベートーベン・プロジェクトⅠ 2/8 ②

【旅の序曲としての交響曲第1番】

この日の演奏会で、もっとも優れていたのは第3番の演奏だ。しかし、だからといって、第1番、第2番、第3番の順でよかったという見解は単純すぎて、話にならないと思う。ブリュッヘンが言うように、このプロジェクトはベートーベンの音楽を辿ることで我々自身が旅をすることであり、9つの作品を1つのストーリーとして追っていく試みでもある。1つ1つの演奏を良かったの悪かったのと選別することに、私は大きな意義を見出さない。別にやってもいいけれど、下らないと思う。

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2011年2月 9日 (水)

ブリュッヘン ベートーベン 交響曲第3番 ほか 新日本フィル ベートーベン・プロジェクトⅠ 2/8 ①

新日本フィル(NJP)とすみだトリフォニーホールトリフォニーホールの共同製作による特別企画、ブリュッヘン指揮によるベートーベン・プロジェクトの本番がいよいよ始まった。初回スペシャルで1番から3番の3本立てで開幕した。客席は定演以上にいっぱいに埋まり、NJPの広報戦略もまずは成功とみてもよさそうだ。私は当面、この演奏会だけの予定だが、事情さえ赦せば『第九』の演奏会も聴いてみたいところ。しかし、ウカウカしていると、チケットがなくなる可能性は大いにあるだろうが、個人的な事情で止むを得ない。

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2011年2月 8日 (火)

ショパン ノクターン op.27 ゼロの作曲家の本質

【ショパンとノクターン】

ショパンの作品のなかでも、ノクターンはとても特別なジャンルであると思う。もっともショパンらしい特徴の顕れている作品として、マズルカやポロネーズを挙げるのは普通のことだが、マズルカのところでも書いたように、彼を「ゼロ」の宇宙的な作曲家と位置づけたときに、ノクターンの重要性はかなり高まってくるであろう。

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2011年2月 4日 (金)

ショパン マズルカ op.6/op.7 必ずしも華やかではなかったパリにて

【花の都、パリ?】

ショパンは1831年、ウィーンを去ってパリへやってきた。「花の都」たるパリのイメージからみれば、ショパンはいよいよ彼の個性に相応しい華やかな街にやってきたかのようにみえる。そこではいささか不健康な暗さのある、いまでいえば、政治評論家の姜尚中(カン・サンジュン)や戦場カメラマンの山路徹のもつような「影」こそが愛されるのだ・・・という昼ドラのようなイメージで、我々はイメージをつくりがちだ。だが、このときのパリは、我々の思うような街とはいささか異なっていた。

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2011年2月 3日 (木)

Sound of vision のコンセプトにこだわる Quartz Music レーベルの音源から

【世界のレーベルを知る楽しさ】

有料によるクラシック音楽のストリーミング配信サーヴィス、「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」にはいろいろな楽しみ方があるが、そのうちのひとつに、世界じゅうで活躍する個性的な録音レーベルの活動をリアルタイムで追うことができるというものがある。世界にはDGEMIといった大手だけではなく、私たちの知らない数々の個性的なレーベルがあることを、私はこれによって知ることを得た。録音媒体のリリースが以前よりも低コストで、高品位に行えるようになった分、その可能性も広がっているといえる。

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