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2011年5月 2日 (月)

チャリティ・コンサートの記録 (終了分) ~おまけ:クラシック各分野での行動評価

これまで、このブログではクラシック音楽に関係するチャリティ公演をまとめて掲載してきましたが、既に終了したものも多くなり、それらはこちらの「記録」に移しておくことにしました。

その前に、各分野における取組に対する、私の印象をまとめておきます。

○オーケストラ

非常に積極的な活動がみられます。もともと公的補助も大きいわけで、公的セクションとしてのオーケストラの社会的責任を果たしているものと理解できますが、それ以上にこころを感じる取り組みが多いのではないでしょうか。個別の運動もさることながら横の連携もみられ、仙台フィル団員を招いたコンサートなどは温かい雰囲気となっています。中心となる仙台フィルは、無料公演を積極展開。音楽ボランティアのセンターとしての役割も意識した活動となっていますが、今後、より広範で、有機的な音楽家のつながりが確保できればと思います。

○室内楽

現時点では、積極的な活動は見られません。私の知る限り、クァルテット・エクセルシオが横浜・上大岡のチャリティ・マラソンに出演したぐらいのものでしょうか。もともと存立自体が難しいのだから仕方ないとしても、フレキシビリティを生かした社会的貢献が期待されるところではあります。

○ソロ楽器

ソロ楽器は、場所を選ばない弦楽器の活躍が目覚ましく、逸早く名古屋でチャリティ演奏を始めたヴィオラの川本嘉子さんの活動などが特に目立ちます。弦楽四重奏などのフォームをつくっての個別的な協力も見られ、フレキシビリティを生かした活動がみられます。ピアノも健闘していますが、ピアノは楽器が大きくフレキシビリティに欠けるせいか、著名なピアニストによる活動などもわりに消極的となっています。その点、PTNAやヤマハ、カワイなどによる動きが目立っています。普段の外国暮らしのせいか、名古屋へのチャリティにも逸早く参加した小菅優さんの活動も目立ちます。木管楽器は、臨時オーケストラなどへの出演を除き、動きは限定的です。

○声楽 ←MVP!

このセクションが、非常に活発な動きを展開しています。さほど収入が豊富とは思えない人たちも、積極的に活動を展開しおり、横のネットワークもアクティヴです。オペラ・カンパニーそのものは動きがとりにくいなか、団体に頼らない個々人の判断力と行動力を称賛すべきでしょう。オペラ・カンパニーでは唯一、青いサカナ団がチャリティ・イベントを催したのは立派なことだと思います。 

○現代音楽

ほとんど取り組みはありません。

○古楽

ほとんど取り組みはありません。

○音大

東京では、洗足学園大と上野学園音大が取り組みを予定しています。東京藝大、桐朋、国立音大、武蔵野音大、昭和音大など、著名な教育機関の無反応は批判されるべきです。ただし、昭和音大は大規模な学内ホール「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」を、東響の川崎定期のために提供します。

○国際コンペティション

仙台国際音楽コンクールを除き、積極的な動きは見られません。浜コンではコンペ参加者のインキュベーションの役割を果たす2年ぶりのアカデミーが中止になるなど、被害のほうがあったとはいえ、社会との関わりを日常的に構築していく努力が不可欠と思います。

【ARCHIVES】 *以下、旧記事からの転載

〈マラソン・コンサート @ヤマハ東北/AER〉

ヤマハミュージック東北/仙台店では、4/3から/15まで、連日、「マラソン・コンサート」がおこなわれています。/15以降は、/23、30にも同様のコンサートが予定されています。また、仙台駅そばにあるショッピング・モール/AERでも、同様のマラソン・コンサートが始まっています。既に4/5を初日におこなわれてきており、5/11まで連日、コンサートがつづけられることになっています。

→ヤマハのほうは、全日程が終了。真摯な取り組みに敬意を表します。AERの37日間連続コンサートも終了しました。

〈声楽家によるマラソン・コンサートⅡ〉

「One」Circle of Songs -心はひとつ- と題して、4/29-5/5のGW期間、日本の声楽家が集ってマラソン・コンサートをおこないます。発起人だという加賀ひとみさんのほか、津山恵さん、宮部小牧さん、鈴木准さん、村上敏明さんなど、団体を横断的に豪華なメンバーが揃っています。渋谷(東北沢)にある、BAMBOOスタジオというところが会場となります。

→終了。主催者よりの発信甘く、全体像がよくわかりませんが、パーソナルな空間で、コツコツやる見本にはなったと思います。

〈仙台フィル参加のチャリティ公演 @東京〉

4月21日、仙台フィルのメンバーを東京に迎えて、在京オーケストラのなかから加わる有志のメンバーとともに、「東北応援チャリティコンサート」がおこなわれます。いまやTV出演も頻繁なヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんのほか、高木綾子さん(fl)、加藤知子さん(vl)、小山実稚恵さん(pf)など、豪華なメンバーが集い、仙台フィル/正指揮者の山下一史さんと、国際経験も豊富な広上淳一さんがタクトをとります。会場は、サントリーホール。偶然ながら、私がキャンペーン・ソングに選んだものと同じ旋律の、『タイス』の「瞑想曲」も取り上げられ、高嶋さんが演奏します。リンクのページに詳しいです。

→終了。臨席の皆様の感想によれば、大変な熱気を帯びた演奏会となったようです。演奏会には、こちらのブログに、手弁当で参加した仙台フィル以外の有志メンバーが書かれています。奏者としては引退したはずの宮本文昭さんも、オーボエを手に参加。それだけで、客が呼べる!

〈仙台フィル参加のチャリティ公演 @金沢〉

4月18日には、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)も、地元に仙台フィルの団員を招いての「大震災からの復興支援コンサート」を企画しました。両団が合同で演奏し、リーダーとして、元ベルリン・フィル/コンマスで、いまは北海道在住の安永徹さんも加わります。指揮はOEKのシェフである井上道義さんと、仙台フィルの山下一史さんが執ります。メインは、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。

→終了。これも、ハートフルな公演になったようです。井上道義さんのHPでは、ドヴォルザークの「新世界」交響曲について、「今日から好きになった」という安永徹さんの言葉が紹介されています。

〈仙台フィルによる地元コンサート in 常盤木学園〉

仙台フィルの「つながれ心 つながれ力」シリーズも動き出していますが、4月11日、仙台市青葉区にある常盤木学園の立派な音楽ホール、シュトラウスホールで公演がおこなわれることになりました。同校は、東北で数少ない音楽科を併設する高校です。女子サッカーでは、なでしこリーグのチャンピオン・チームをも破ったことのある強豪校として知られています。

→終了。仙台フィルの団員にとっては久しぶりのコンサート・ホールでの演奏でした。

〈二期会声楽家によるコンサート @津田ホール〉

二期会の若手声楽が集い、4月24日、千駄ヶ谷の津田ホールでチャリティ・コンサートがおこなわれることになりました。臼木あい、望月哲也、初鹿野剛、与那城敬、高田正人など、とてもいいメンバーです。自由席で入場料は1000円。ほかに、義捐金ボックスを設置するそうです。

→終了。呼びかけ人は、高田正人さんだったとの次第。義捐金は、約101万円に上りました。エリシュカさんのコンサートと重なっていなければ、絶対に足を運んだのですが・・・。私はこの日、札幌でした。この世代はブログなどをやっている人も多いので、探してみてください。

〈兵庫芸文センター 震災復興祈念ウィーク〉

災害からの復興の先輩に当たる兵庫県神戸市では、佐渡裕が芸術監督を務める兵庫県立芸術文化センターが、同館付属の管弦楽団の定期公演に当たる、4/8-10を中心に、「震災復興祈念ウィーク」として様々な取り組みをおこないます。定期公演=3日間は「復興祈念演奏会」として位置づけ、募金もおこないます。4/14には、畑儀文さん、藤崎美苗さんといった優れた声楽家が参加して、チャリティ公演がおこなわれます。BCJでもお馴染みのソプラノ歌手、藤崎さんは岩手県のご出身だそうです。

→管弦楽団の定期、復興のつどいが終わりました。「つどい」はUSTREAM上で、リアルタイムでストリーミング配信されました。PAC定期演奏会3日間で集められた義捐金は約269万円。14日の声楽家によるチャリティ公演では募金=約44万円を含む収益金=約178万円が寄附にまわされます。「復興祈念の集い」の集まった人たちは約1200人で、募金は約44万円に上りました。これらを含め、3月12日以降、4月14日までに集められた義捐金は約662万円にも上ったとのことです。やはり大震災経験地域だけに、関心の高さが窺われます。

〈横浜でのマラソン・コンサート〉

当ページでのコメント欄で、情報を寄せていただきました。4/9 10:30~のプレ・コンサートを皮切りに、16:00スタートの第11ステージまで公演がつづきます。第6ステージでは、我らがクァルテット・エクセルシオも登場します。伴奏で大車輪の活躍をするピアノの加藤洋之さんについては、昨年のキュッヒルとのデュオ・コンサートも記憶に新しいですが、ウィーンに流れる伝統を継承した素晴らしいピアニストです。特に、加藤知子さんとの共演がおすすめです。 会場は、横浜市にあるショッピング・モール、上大岡ウイング2F「ガーデンコート」となっています。

→終了。各回とも多くの聴衆を集めて、盛況だったようです。

〈大阪フィルの被災地支援コンサート〉

大阪フィルは4月28日、大阪市役所本庁舎を会場に、11:00すぎから11のコンサートに分けて、チャリティ公演を行います。同団音楽監督の大植英次氏も参加し、お昼の公演ではピアノ伴奏を、ファイナルとなる正面玄関ホールでのコンサートでは指揮を執ります。

→終了のはずですが、HP等での開催報告はまだです。これとは別に、4月7日にチャリティ公演をおこない、約201万円を集めています。

〈天満敦子によるチャリティ演奏会〉

埼玉県にある東邦音大は、三鷹にある中近東文化センターを会場に、同大の看板教授、天満敦子さんの演奏によりチャリティ演奏会が行われることを告知しています。よっぽど主催は大学ではなく、財団法人中近東文化センターによるものと思われます。天満さんは4日にも、ホテル・オークラのロビー・コンサートでチャリティ演奏をおこない、メディアで培った知名度を生かした活動をおこなっています。

→いずれも終了。

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