ハーディング マーラー 交響曲第9番 新日本フィル トリフォニー定期 1/20
【労多くして功少なし】
私は、ハーディングの演奏に何度も感動を味わってきた。アンチでは、決してない。アーノンクールも言うように、音楽が言葉であることを思い知ったマーラー・チェンバー・オーケストラとのモーツァルトの39-41番の演奏では、正に涙とともに、手に汗握る演奏で、終演後にはスタンディングに至るほど感心した。相模大野の地で、「サンキュー、ダニー!」と叫んだ記憶も新しい。東京フィルを振ったマーラーの交響曲第2番「復活」、新日本フィル(NJP)を指揮したドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」(四川大地震のためのチャリティ)のいずれの公演も素晴らしく、いま思い出してもエキサイティングな気分になれる。録音でも、ドイツ・カンマーフィル・ブレーメンを指揮したブラームスの4番は特にお気に入りなのだ。
最近のコメント