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2012年8月12日 - 2012年8月18日

2012年8月12日 (日)

ウルバンスキ ドヴォルザーク 交響曲第7番 ほか 東響 @フェスタサマーミューザ川崎 8/7

【ウルバンスキの特徴】

16:00からのリハーサルを聴いて、私は軽いショックを受けた。東響の首席客演指揮者に就任するクシシュトフ・ウルバンスキに対する私の最初のインプレッションは、「空恐ろしい」の一言に尽きる。

演奏が軌道に乗ると、すぐに客席へ下りていき、慎重に音響を確認しながらのリハーサル。戻るときには、高いオケ・ピットの壁をひとっ跳びに上がっていくのだから、指揮者というよりはアスリートである。29歳のポーランド青年がつくるドヴォルザークの音楽は、必ずしもチェコ的ではなかった。そう思うのも、ガッシリして、のんびりしたところがなかったからであろう。ドイツ的な堅固さともちがい、旋律的なラインの一本一本が筋金のように堅固でありながら、どこか活き活きとした生命感に満ちている。その響きの緊迫はこの時代のチェコ音楽としては、容易に独立運動のイメージと結びつくが、それだけでもないようだ。ウルバンスキの大事にしたのは、政治的、歴史的な背景というよりは、この時代のチェコで、ドイツ音楽からの響きの独立がどのように志向されたかという、音楽的にはより高次の問題である。

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