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2012年9月2日 - 2012年9月8日

2012年9月 8日 (土)

神田慶一 歌劇『終わらない夏の王国』 青いサカナ団第32回公演 9/2 ② 「ただいま」と「おかえり」ができるまで

【翠と零】

今回の作品で、作者の神田慶一が抱いた創作意図をこれと決めて論じることは難しい。というのも、いつものことながら、それは多層的であり、複雑に絡み合っているからだ、ただし、絵画でいう重ね塗りの技法が、これほど見事に結実した作品も珍しい。作品では中心となる2人の少女が、それぞれきっかけにしたがって、街に出ていき、そこで小型人形たちに導かれて館に誘い入れられる。翠の場合と、零の場合だ。これらの少女は、それぞれ赤坂と青山という地名を姓にもち、その赤と青が対照的であるように、正反対の道を歩むことになる。翠は館で井ノ原翔と出会い、恋仲になる。普段は大人の役割を演じながら、翠の依存的な性格であることが、館内の生活で徐々に明らかになっていく。一方、零は孤独への道をひた走る。彼女は悪友たちに誘われてきたが、彼らとの友情はみるみる冷め、子どもの立場から急速に自立を深めていくからだ。

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2012年9月 3日 (月)

神田慶一 歌劇『終わらない夏の王国』 青いサカナ団第32回公演 9/2 ① 序論

【子ども・・・という考え方】

子どもという言葉は、意外と新しい語彙である。子どもという概念が登場したのは、少なくとも17世紀以降、子どもを大人から区別して、教育するというシステムが完成してからのことであったと思われる。それ以前には、文明「先進国」である西欧においてさえ、大きな人間と、小さな人間、あるいは、それ以前の存在である未熟な人間の区別があるにすぎなかった。子どもを保護し、教育して大人にするという考えは、比較的、新しい考え方ということになるわけだ。

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