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2012年9月23日 - 2012年9月29日

2012年9月28日 (金)

スクロヴァチェフスキ ワーグナー トリスタンとイゾルデ デ・フリーヘル編 読響 定期演奏会 9/23 & 9/24

【新しい倫理の下で】

ワーグナーの成功したオペラは、7つあるとされている(リングについては4作で一体とした場合)。そのなかでも、『パルジファル』と『トリスタンとイゾルデ』が両極に位置するのは間違いない。『トリスタン』はディオニュソス的破壊の徹底した傑作であり、その創作スタンスは『リング』に匹敵するが、背景に過大な意味を与えず、大胆にも「愛」に凝縮した作品はワーグナーのなかでも特異の位置に存する。先日の記事でみてきたように、『パルジファル』はこうした破壊の彼岸において、再びアポロ的再創造がおこなわれるという思想に基づき、一方の極を振り切って正反対の極にスクロールしてしまったような作品なのだ。

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2012年9月23日 (日)

二期会 パルジファル クラウス・グート〈演出) 飯守泰次郎(指揮) 9/17 ②

【ワーグナーとイタリア・オペラ】

ワーグナーはイタリア・オペラに対する強い憧憬と、それに対する自己批判のなかでもがいた。これはアムフォルタスが、クンドリーにつけられた傷に、ずっと悩み続けたことにちかい問題である。しばしばワーグナーはイタリア・オペラへのアイロニーを描いてはおり、それは例えば、『マイスタージンガー』のベックメッサーのような姿で出現している。しかし、ご存じのように、この作品のなかでベックメッサーの音楽はすこぶる魅力的であり、ザックスやヴァルターよりも、彼のほうに魅入られる人も少なくないほどだ。ワーグナーの知的・哲学的な爛熟に比例して、音楽的な甘みとしてのイタリア・オペラの要素は常に存在感を増してきた。

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