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2013年5月12日 - 2013年5月18日

2013年5月17日 (金)

豊永美恵(cl)&荒井結子(vc)&大宅さおり(pf) クラリネットとチェロが出逢うとき Reclamation plan vol.1 5/10

【クラシック音楽をめぐる2つの潮流】

伝統芸能・芸術に関しては広く言えることだが、クラシック音楽の面白さのひとつは、当たり前の演目に当たり前ではない価値を与えられることだ。当事者である演奏家とオーディエンスが、それを理解できるというのは、この芸術が芸術たり得るための最低条件であるが、欧米では、この前提条件は崩れ始めているように思えるのは残念なことだ。

一方、これに代わって盛んとなっているのは、現代作品に対する積極的な関心であり、また、同時に、これまで埋もれてきた作品の再発掘と再評価、あるいは、オペラの場合は、演出を含めた解釈や見せ方の刷新である。レパートリーに関しては著名な作曲家のものでも、例えば、プッチーニ『エドガール』ヴェルディ『2人のフォスカリ』ワーグナー『妖精』モーツァルト『偽りの女庭師』『第一戒律の責務』(後者は正確には宗教性のあるジングシュピール、もしくは、オラトリオの類)など、従来、それらの作曲家を代表する作品からみれば一歩も二歩も劣ると見られた(実は魅力があるかどうかは別として)ものが、好んで取り上げられる傾向にある。マス・メディアもこうした試みのほうに、より多くの関心を向けており、逆に『魔笛』でプレミエを出してもさほど盛り上がることもないのだ。

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2013年5月14日 (火)

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン @東京 記事Ⅱ マリー・カトリーヌ・ジロー デュティユー ソナタ op.1/パスキエ&プラジャークQ&白建宇 ショーソン コンセール op.21 ほか 5/5

【ジロー、デュティユー、舞踊】

私が今年の音楽祭で最後にきいたのは、ピアニストのマリー・カトリーヌ・ジローだった。彼女のことを知ることがなければ、ことしのLFJにも冷酷な態度をとりつづけたかもしれない。だが、昨年6月にアンヌ・ケフェレックとは義理の姉妹で、ともに音楽祭のマザー的存在であったブリジット・エンゲラー女史が亡くなり、それに代わるようにして、日本公演に参加することになった新しいピアニストの映像をみて、私は衝撃を受けたのだ。それはデュティユーのソナタだったが、彼女の出す響きはエマールよりも透明で紛れがなく、それにもかかわらず、深い手応えに満ちていた。スタンダールの言葉をもじっていうなら、「エンゲラーは死んだが、また別の淑女が現れた」ということになろうか。

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