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2014年9月14日 - 2014年9月20日

2014年9月19日 (金)

二期会 モーツァルト 歌劇『イドメネオ』 Aキャスト 与儀巧、山下牧子 ほか 初日 9/12

【イドメネオのもつ背景】

二期会がダミアーノ・ミキエレットの演出で、モーツァルトの歌劇『クレタの王イドメネオ』を上演した。先進的なアン・デア・ウィーン劇場のプロダクションで、演出のミキエレットも来日したらしいが、コンセプトの説明のみで帰国し、演出補が残って稽古をつけたとのこと。なお、本公演は読み替え演出になっており、舞台が必ずしもクレタ島ではなくなっているためか、表記の題名から「クレタの王」は基本的に除かれている。

作品解釈の上でまあまあ大切だと思うから書くが、作品は1781年、バイエルン選帝侯カール・テオドール(同時にプファルツ選帝侯)の宮廷から求められて製作された。カール・テオドールは名君とは言い難い存在だったようで、あとから手に入れたバイエルン地方の統治には消極的だったが、その時代、バイエルンとプファルツで分裂していた家系の一方が断裂したことから、両方の君主を兼ねることになった。音楽の面からいえば、宮廷に優れた楽士を多く集めたことでも知られている。それらの事情から連想して、ギリシア神話に登場するクレタ島のイドメネウスの苦難の逸話をヒントに、アテナイ(ギリシア)系の息子とイリオス(トロイヤ)系の姫が結ばれる物語を構想したものと思われる。基本的には祝祭的な意味合いが強く、グルックのようなフランス式グランド・オペラの伝統を模して、本筋とは関係なくお約束のバレエ音楽をつけるなどして豪華に仕上げてある。

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2014年9月16日 (火)

芥川作曲賞 公開審査会 新井健歩 TACTUS/鈴木純明 ラ・ロマネスカⅡ ほか 8/31

【新井健歩の主張】

今年の芥川作曲賞の公開審査会に足を運んだのは、デュサパンのときに貰ったプログラムのなかで、今回、委嘱新作を発表する新井健歩氏の文章に、多少、引っかかるものを感じたからである。彼によれば、現代の奏者たちは細かく数えすぎていて、古い録音などを調べていくと必ずしもそうではないのに、いまはピリオド主義を志向する人たちであっても、やっぱり細かく数えているのがつまらないというのであった。この警句は、私にとっても実感のあるところで、新井氏とまったく同じ感覚だったかどうかはわからないが、東西両陣営のいずれの側においても、かつてのほうが、オーケストラやアンサンブルに対する締めつけは厳しかったにもかかわらず、時代を遡れば遡るほど、演奏の自由さが増しているのが興味ぶかいと思っていたところである。

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