エリシュカ ベートーベン 交響曲第4番/ブラームス 交響曲第4番 札響 578th 定期 4/20 (2日目)
【岐路に立つ札響】
札響に、一足遅れの春がやってきた。本拠地KITARAの改修により、シーズン・インが6月にずれ込んだためであるが、ホールの改修は主に「内臓」の手術が中心で、音響やアメニティに関する大きな変更はない。一方、新シーズンの札響は音楽監督の尾高忠明が「名誉音楽監督」に棚上げされ、同時に何人かの首席奏者や、コンサートマスターの伊藤亮太郎が去っていった。ティンパニとコントラバスの補強はまだで、当面は客演奏者を呼ぶしかない。新たなトップポスト=首席指揮者に就いたのはマックス・ポンマーで、来日回数も多め。エリシュカは「名誉指揮者」に格上げされて、定期的な来日を継続。この体制がどのような将来を生むかについては、まだ未知数だが、いくつかの難しい課題を同時にこなしていかなければならないのは確かである。
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