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2018年9月9日 - 2018年9月15日

2018年9月12日 (水)

二期会 プッチーニ 三部作 『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』 ダミアーノ・ミキエレット(演出) 上江隼人/北原瑠美 組 9/8

【幸福に生きるのは難しい】

ジャコモ・プッチーニは生前から尊敬され、裕福になった珍しい作曲家のうちに入るが、その私的生活は必ずしも幸福とは言い難かったようである。大恋愛をして、相手の夫の死を待って結婚したほどの奥方はなぜか猜疑心が強く、無欲の使用人を追い詰めて死に至らしめるほどであって、この事件はプッチーニに大きなトラウマを与えた。甘い音楽と壮麗な音楽で売ったプッチーニであるが、どこか寂しく、孤独な愛を多く描き、移ろいやすく、ときに残酷な人情を描くことでは右に出る者がない。『つばめ』でオペレッタ風の軽い作品を請け負ったはずのプッチーニだが、彼のスタイルは、この作品をもの悲しい別れの作品へと変えてしまった。ヴェルディの歌劇『トラヴィアータ』のプッチーニ的解釈ともいえる『つばめ』では、主要役の娼婦がヴィオレッタのように愛へと殉じることもなく、若い相手を捨ててしまうだけである。熱い夢もいつかは冷めるのか、あるいは、相手の将来の幸福について忖度したせいなのか。

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